【後編】SEOで効率よく上位表示を狙うためのキーワード分析|副業ブログ

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みなさんこんにちは。

副業ブログのaksyaです。

本日は

『SEOで効率良く上位表示を狙うためのキーワード分析』

の後編、実際にキーワード分析のやり方について解説していきます。

前回の記事では、キーワード分析の重要性と考え方、大まかな流れについて紹介していますので

未読の方はあわせてご確認ください。

では実際にやってみましょう。

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キーワード分析の手順

改めて、キーワード分析の手順をざっくり解説していきます。

手順は次の通りです。

【手順】

  1. キーワード分析できるツールを導入する
  2. 上位表示を狙いたいキーワード(以下キーワードX)を選ぶ
  3. キーワードXのSEO難易度を調べる
  4. キーワードXの検索ボリュームを調べる
  5. 実際にGoogle検索で調べてみる

キーワード分析できるツールを導入する

本サイトでは、中小企業のマーケターから個人ブロガーまでを対象として情報発信しています。

今回は、これらに属するが気軽に導入できる無料のキーワード分析ツール「GetKeyword」を使用します。

GetKeywordとは、対策するべきキーワードを探し出すための4つの機能があります。

GetKeywordでできる4つこと

GetKeywordでは次の4つを目的として使用します。

  1. キーワード抽出...
  2. 再検索ニーズ...
  3. 上位同時ランクキーワードの分析
  4. SEO難易度の調査

これらを組み合わせて使用することで、対策すべきキーワードを見つけ出し、新規のコンテンツを作成したり、既存のコンテンツの改善する際に役立てることができます。

つまり、キーワード分析に必要な分析はおおよそこのツールのみで完結できるということです。

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上位表示したいキーワードを選ぶ

運営されているWebサイトのメインコンテンツを軸に、どんなキーワードで上位表示したいかを考えてみましょう。

もし、上位表示したいキーワードが思いつかない場合は、Google Search Consoleなどを用いて既に記事に流入しているユーザーが、どんなキーワードで検索してあなたのサイト(ページ)を閲覧しているのか調べるのも良いでしょう。

(逆に、サイトの内容と全く関係のないキーワードで流入が多い場合は改善の余地があるということです。)

今回は例として、WordPressなどのCMSを使ってブログサイトを作成し、情報を発信しようと考えている方について考えてみます。ここでは、「ブログ 制作」というキーワードで上位表示できるかどうか調べてみます。

GetKeyword でキーワードを入力し、検索ボタン🔍をクリック

今回は「ブログ 制作」と入力して調べてみます。

 

すると、次のような画面が表示されます。

このGetKeywordの解析画面でわかるのは次の3点です。

  1. キーワード(ここでは入力した「ブログ 制作」というキーワード)の検索ボリューム、広告単価、キーワードの競合性
  2. キーワードを検索した時、表示されるGoogleサジェストの一覧
  3. Googleサジェストでよく出るキーワード群

【補足】

検索ボリューム...Google検索で、単位期間に検索される回数の予測値のこと。基本的には月当たりの数値で、「1ヶ月にキーワードXで何回検索されるか」を意味する。

有料のツールでは1日にどれくらい検索されるか、シーズンによって検索回数がどのように変動したかなど、より詳しいデータを調べることができるものもある。

広告単価...広告を見たユーザーが1クリックするたびに何円かかったのかの費用指標のこと。沢山クリックされれば、1クリックあたりのコストが下がり、「コスパの良い広告」「費用対効果の高い広告」とみなすことができる。今回のツールでは、広告単価が高いキーワードの場合、それだけクリックされない=検索されないキーワードと考えることができるため、キーワードXの検索需要の大きさを測ることができる。

競合性...上位表示を狙う上で、ライバルとなる競合サイトの数を表す指標のこと。キーワードXで検索したときに表示されるサイトが多いほど競合性は上がる。競合性が高い場合、SEO対策の難易度も上がる。

Googleサジェスト...Google検索で検索すると、キーワードの下に出てくる検索候補のキーワード群のこと。Googleサジェストは検索したキーワードを含む別の検索キーワードだけでなく、

検索キーワードを使った検索を行うユーザーがそれ以外にどのようなキーワードで検索しているかも表示してくれる。

(下の画像を参照)

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解析画面の各項目について解説します。

①「ブログ 制作」の検索ボリューム、広告単価、キーワードの競合性

これらは画面上部に表示されます。

「ブログ 制作」では、

検索Vol:140

広告単価:¥377

競合性:43(中) のようです。

 

②キーワードXを検索した時、表示されるGoogleサジェストの一覧

画面中央に表示されます。

このキーワード一覧は、デフォルトでは検索ボリュームの多い順に並んでいます。

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このキーワード一覧では、検索に使用したキーワードXに関連する新しい検索キーワードも表示されるため、

「ブログ 制作」で検索するユーザーは「ブログ 作成」「リブログとは」といったキーワードXに含まれないキーワードも表示されます。

 

これにより、始めに設定したキーワードXより検索ボリュームが多いキーワードを発見することができます。

 

今回調べた「ブログ 制作」というキーワードは、検索ボリュームが140に対して

Googleサジェストで表示される「ブログ 作成」は2400あります。

この場合、「ブログ 作成」と検索するユーザーの方が多いため、上位表示された際、より多くの読み手を得られる可能性があるということです。

また、「検索数の増減」では、検索需要の変化を調べることができます。

 

「ブログ 制作」と「ブログ 作成」を比較すると、

「ブログ 作成」は検索数に変化がないのに対し、「ブログ 制作」は検索数が58%下がっていることがわかります。

検索数が減少する理由はいくつか考えられますが、今後より多くの検索ユーザーをサイト流入に結び付けたいのであればこういったトレンドを追うことも必要でしょう。

 

折角記事を書いたのに、そのメインのキーワードが今後検索されなくなるのであれば骨折り損もいい所です。

 

GetKeywordでは、検索ボリューム、検索数の増減、広告単価、競合性によって表示順を入れ替えることができるため、総合的に介入しやすいと思われるキーワードを選定するのがよいでしょう。

 

今回始めに選定したキーワード「ブログ 制作」のGoogleサジェストの関連キーワード数は、GetKeywordで調べたところ84個でした。

 

そのため、ある程度目視確認で何とかなりそうな数でしたが、選定したキーワードによってはとても目視で1つずつその優位性を調べるのが困難なケースもあるでしょう。

そこで使えるのが「よく出るワード」という機能です。

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ここでは、調べたキーワードに合わせてよく使用されるキーワードが表示されます。

今回だと、「ブログ」「制作」「ブログ制作」それぞれに対してよく使われる(=より検索ニーズが多い)キーワードの組み合わせを調べることができるため、より効率よく分析できます。

例えば、「ブログ」と合わせてよく使用されているキーワードは「作成」「始めました」「3か月」などであることがわかります。

 

今回は、検索ボリュームが大きく、検索需要が安定している「ブログ 作成」というキーワードに的を絞り、調査を続行します。

キーワード難易度調査

「キーワード」の一覧で、「ブログ 作成」をクリックすると、次のようにキーワードのSEO難易度が表示されます。

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ここでは、「ブログ 作成」のYMYL度数とSEO難易度、実際の検索結果で現在1~10位に表示されているURLが表示されます。

それぞれのURLには、PA(Page Authority,Webページ単位の権威性の強さ)、DA(Domain Authority,ドメインの権威性の強さ)が数値(0~100)として表示されており、これらの数値が軒並み高ければ、それだけ作成する記事やサイトの難易度が高いことを示しています。

今回の「ブログ 作成」では、DAが47~100のものが上位表示されており、PAは6~31のもののようです。

 

つまり、上位表示されているページは、サイトのドメインの力が強いことで評価されているものが多く、ページ単位で見てみるとそこまで作りこまれたものではないことがわかります。

 

この場合、ドメインの力が上位表示に大きな影響を与えていることがわかるため、

新規でサイトを作る場合はSEO対策の難易度がとても高いと言えるでしょう。

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