みなさんこんにちは。副業ブログのaksyaです。本日はブログ制作の手順4ということで、『WordPressでサイトを作る方法④|ドメインとは』について解説していきます。前回の記事では、レンタルサーバーの契約の手順についてまとめています。ここでは、Webサイトの基本「ドメイン」について解説します。
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ドメインとは?
ドメインの説明をする際、よく使われるのが「インターネット上の住所」という言い回し。ただ、それだけだとやはりよくわからない...という方もいらっしゃるでしょう。ドメインとは、「そのサイトがどこから情報発信されているか」を指すものです。世の中には膨大な量の、あらゆる種類のサイトが存在し、それらが各々情報を発信しています。(某ECサイトではあらゆる商品の情報が公開されており、某企業サイトではどんなサービスを提供しているのか記載されており、...)それら一つひとつには、IPアドレスと呼ばれるものが存在します。IPアドレス(形式:000.000.00.00など)は、そのWebサイトがどこにあるかを判別するための数字列のことで、情報の送受信の際に情報を「どこから」「どこへ」発信するかを判別するために使われます。この「IPアドレス」は人の目には意味のない数列でしかなく、覚えづらいため人の目で見てもある程度わかりやすい文字列であるドメインに変換してWebサイトがある場所を表しています。そのため、ドメインというのはWebサイトの位置を示す唯一無二の文字列になります。WebサイトのURL(https://XXXX.com)のスラッシュ以下(赤字部分)がドメインに該当します。ドメインは大きく「独自ドメイン」と「共有ドメイン」に大別することができます。
独自ドメインとは
Webサイトの制作を考えている方は、「独自ドメイン」の取得をするかどうか、悩む方が少なくありません。独自ドメインというのは、自分だけが所有しているドメインのことで、いわば「インターネット上でのマイホーム」のようなイメージです。(どちらかと言うと購入した土地...??)自分が使いたい文字の組み合わせを他人が使用していない場合、個人、法人問わず取得することができます。独自ドメインを利用すると、
- サイトの信頼性を高めることができる
- 短い簡単な文字列でURLを作ることができる
- 他のサイトの影響を受けないため、SEOに強い(と言われている)
- レンタルサーバーを別の会社に移転しても使い続けることができる
などのメリットがあると言われています。その一方で、
- 契約手続きがやや面倒(共有ドメインに比べて)
- 利用するとある程度お金が継続的にかかる
- サイトを育てる手間がかかる(生かすも殺すもあなた次第)
など、初めて利用する方や、めんどくさがりな方には少しハードルが高いのも事実です。しかし最近では、レンタルサーバーを契約する中で、独自ドメインを無料で取得できるサーバー会社も増えてきており、個人でサイトを作りたいと考えている人でも気軽に取得が可能になってきたため、そのデメリットも軽減してきていると言えます。サーバー契約、独自ドメイン取得の手順については、前回の記事をご確認ください。
共有ドメインとは
独自ドメインに対して、共有ドメインとは「1つのドメインを複数人で利用している場合」のドメインが該当します。こちらも敢えて形容するなら「インターネット上での集合住宅(地)」のようなイメージで捉えると良いでしょう。最も代表的なものとしては、はてなブログやAmebaブログなどの大手ブログサイトでブログを書いている場合のドメインが挙げられます。例えば、はてなブログで記事を書くと、「hatenablog.jp」というドメインの配下で公開されます。
- Aさんがはてなブログでドメインを取得し、サイトを作ると「Asan.hatenablog.jp」として公開され、
- Bさんがはてなブログでドメインを取得し、サイトを作ると「Bsan.hatenablog.jp」として公開され、
- Cさん......
- Dさん......
このように、同一のドメインでサイトが作られ、公開されます。このドメインは同じはてなブログユーザーみんなが利用しているため、共有ブログと言われます。
以下のブログだと、都心のカフェやスイーツ、パン屋を紹介する「Mt社 Break Time紙」というサイトがはてなブログの中にあり、その中で各記事が公開されているためサイト「Mt社 Break Time紙」のトップ:https://tusbeoyy.hatenablog.com/記事のURL:https://tusbeoyy.hatenablog.com/entry/2021/02/17/001807 |
このように、作ったサイトや記事は共有ドメインの配下に存在しています。共有ドメインは、
- サーバー契約やドメイン取得などの手間がなく気軽に始められる(無料)
- 同様に、サーバーの契約やドメインの更新を考える必要がない
- 大元のドメインもしくはその管理者、または他のユーザーに問題がある場合、影響を受ける可能性がある
といった特徴があります。独自ドメイン、共有ドメインどちらも一長一短ありますが、次の項目のうち、一つでも該当する方は独自ドメインの利用を推奨します。
- 他人に干渉されることなく、自分だけのものが好き、欲しい人
- 時間をかけてじっくり、作業をすることが好きな人
- 制作するサイトを長期間(数年単位で)、運営していきたい人
大手のブログサイトなどであれば、無料で利用できる上、簡単な登録のみでブログを始めることができますが、細かいデザインの変更はできないうえ、そのブログサイトのサービスそのものが終了してしまうとこれまで蓄積してきたサイトが全て消えてしまうリスクがあります。これは保証できないのですが、おそらく上記のいずれかが該当する方は、大手のブログサイトで記事を書き慣れてきた頃に、「もっと自分好みにカスタマイズしたいな....」と欲が出てくると思います。(なぜなら私がそうだったので)であれば、独自ドメインを取得しておいて、じっくり自分の好みや世界観と向き合いながらサイトを作る方が良いと思います。
おまけ:IPアドレスを確認する
IPアドレスはスマホやPCそれぞれに固有のものであり、次の手順で確認できます。(Windowsの場合)【確認の手順】
- 「Windows」キー+「R」キーを同時に押す
- 名前欄に「cmd」と入力
- 「OK」をクリック
- コマンドプロンプト画面に「ipconfig」と入力
- 「Enter」キーを押す
表示される「IPv4 アドレス」「IPv6 アドレス」「IP アドレス」があなたの使っている端末のIPアドレスになります。
ドメインの種類
具体的に、ドメインにはどのような種類があるのでしょうか?大きく、次の2種類(もしくは3種類)のドメインが存在します。
gTLD(分野別トップレベルドメイン)
gTLD(分野別トップレベルドメイン)は、誰でも無制限で使用できるドメイン。代表的なものに、次のようなものがあります。
- .com(商用である)
- .info(情報提供元である)
- .net(ネットワーク用である)
- .biz(商用である)
- .org(非営利団体である)
これらは、そのドメインを見るだけでどういった目的、用途のサイトなのかを判別することができます。また、2012年以降に作られたドメインを、これまでのgTLDと区別して「新gTLD」と呼ぶこともあります。本記事ではこの二つを区別しませんが、一応紹介しておきます。
【新gTLDと呼ばれることもあるドメイン】
- .site(Webサイトである,ジャンル問わず幅広く利用できる)
- .blog(ブログである)
- .cloud(クラウド向けである)
- .app(アプリやゲーム向けである)
一般的なサイトでよく見かけるのはやはりgTLDが多いです。XXXX(好きな文字列).comやXXXX.netのような「The Webサイト!」みたいなイメージのドメインは人気が高く、「自分の好きな文字列+gTLD」の組み合わせは既に使われていることも多いです。そのような場合には、.siteや.blogなど、新gTLDと呼ばれるドメインとの組み合わせを探してみると取得可能なものがあるかもしれません。
ccTLD(国コードトップレベルドメイン)
ccTLD(国コードトップレベルドメイン)とは、国や地域を表す2文字の組み合わせでできたドメインのこと。代表的なものに、次のようなものがあります。
- .jp(日本のサイトである)
- .uk(イギリスのサイトである)
- .us(アメリカのサイトである)
こちらも、ひと目で「どこの国で作られたサイトなのか」「どこの地域の人向けのサイトなのか」が判別できます。また、
- .co.jp(日本で登記された企業である)
- .ne.jp(日本で登記/住所があるネットワーク提供者である)
- .ac.jp(日本の高等教育機関や学校法人などである)
- .go.jp(日本の政府機関や各省庁の研究所、特殊法人などである)
- .or.jp(日本の財団/社団/特殊法人である)
など、日本で登記されている企業であったり、日本に住所があるネットワーク提供者であるなど一部、条件を満たした場合のみ使用できるものもあります。
ドメインの決め方
ドメインは有名人でいうところのサインのようなもの。一度決めてしまうと簡単に変えることができないため、テキトーに決めるべきではありません。ドメインの決め方のポイントは、以下4点です。
- 制作するサイト名由来のものにする(副業ブログなら"side-business"など)
- 発信する情報に縁のあるものにする(サイト制作なら"internet"など)
- サイトを見る人が内容を想像しやすいものにする(サイト制作なら"siteproducts"など)
- 覚えやすく、キャッチーな短いフレーズを利用する(インターネット関係の情報発信から"infonet"など語感の良いもの)
有名なブロガーのブログサイトをみると、これらの特徴を満たすものが多いです。あとは、発信する情報と合致するドメインの種類を選んで完成です。インターネットビジネスに関する情報発信をするWebサイトなら、
例
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などでしょうか?このようなドメインであれば、そのサイトを見なくても大体どのような情報を発信しているかわかりますね。本記事ではここまで。次回の記事ではドメインの取得方法について解説します。