【サーバーNo.19】今更聞けない!URI(統一資源識別子)をサクッと解説

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この記事では、URI(統一資源識別子)について、初めて聞く方でもわかりやすく理解できるように解説します。URIとは何か、どのように使われるのか、その背景や具体例を交えながら説明しますので、ぜひ参考にしてください。

URI(統一資源識別子)とは?

URI(統一資源識別子)とは、インターネット上で資源を一意に識別するための文字列です。たとえば、ウェブサイトのURLや電子メールのアドレスなどもURIの一種です。URIは、特定のリソースを確実に指し示すために使用される重要な識別子です。

わかりやすい具体的な例1

例えば、ウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)は、URIの一種です。URLは、「https://example.com」のように、インターネット上の特定のウェブページを指し示すために使われます。このURLをブラウザに入力すると、そのウェブページにアクセスできます。これは、インターネットの広大な情報空間の中で、特定のページを見つけ出すための「住所」のような役割を果たしています。

わかりやすい具体的な例2

また、電子メールのアドレスもURIの一種です。例えば、「mailto:example@example.com」は、特定の電子メールアドレスを示すURIです。このURIを使用すると、指定されたメールアドレスにメールを送ることができます。このように、URIはさまざまな種類のリソースを指し示すために使われ、インターネット上でのコミュニケーションや情報のやり取りを支えています。

URI(統一資源識別子)はどのように考案されたのか

URI(統一資源識別子)は、インターネットが急速に発展する中で、複数のリソースを一意に識別し、アクセスするために必要な仕組みとして考案されました。これにより、世界中のどこからでもリソースにアクセスできるようになり、情報の共有とコミュニケーションが飛躍的に向上しました。

考案した人の紹介

URIの考案者として知られているのは、ウェブの父と称されるティム・バーナーズ=リー氏です。彼は、1990年代初頭にワールドワイドウェブの基礎技術を開発し、その中でURIの概念を導入しました。バーナーズ=リー氏の功績により、インターネットは現在の形へと進化し、多くの人々に利用されています。

考案された背景

URIが考案された背景には、インターネット上で大量の情報を効率的に整理し、アクセスするための仕組みが求められたことがあります。当時、インターネットは急速に拡大しており、異なるシステム間で情報をやり取りする必要が増えていました。URIの導入により、これらの課題が解決され、インターネットの普及が一層加速しました。

URI(統一資源識別子)を学ぶ上でつまづくポイント

URIを学ぶ際に多くの人がつまづくポイントは、その構造や用途が多岐にわたることです。特に、URLやURN(Uniform Resource Name)など、URIの異なる種類や、それぞれの使い分けに混乱することがよくあります。これらを理解するためには、まず基本的なURIの構造をしっかりと押さえ、実際にどのように使われるかを具体的に学ぶことが重要です。

URI(統一資源識別子)の構造

URIは、通常、「スキーム」「ホスト」「パス」「クエリ」「フラグメント」などの部分から構成されています。例えば、URLの場合、「https://example.com/path?query#fragment」のように、プロトコル(スキーム)やドメイン名(ホスト)、特定のページ(パス)、クエリパラメータ(クエリ)、ページ内の特定箇所(フラグメント)を指定します。これらの要素を理解することで、URIがどのように機能するかを把握できます。

URI(統一資源識別子)を利用する場面

URIは、ウェブブラウザでのウェブページのアクセスだけでなく、APIの呼び出しや、データベースのアクセス、ファイルシステムの参照など、さまざまな場面で利用されています。URIは、インターネット上のあらゆるリソースを一意に識別するための基本的な仕組みとして、幅広く活用されています。

利用するケース1

例えば、ウェブアプリケーションがバックエンドのAPIと通信する際に、URIを使って特定のリソースにアクセスします。この際、APIのエンドポイントとしてURIが指定され、特定のデータを取得したり、送信したりするために使用されます。URIは、異なるシステム間でのデータ交換においても重要な役割を果たします。

利用するケース2

また、データベース内の特定のレコードを識別するためにURIが使用されることもあります。例えば、RESTful APIを使ってデータベースにアクセスする場合、特定のレコードを指定するためにURIを使用します。このように、URIはデータベースとのインタラクションを行う際にも重要な役割を担っています。

さらに賢くなる豆知識

URIには、URL(Uniform Resource Locator)やURN(Uniform Resource Name)など、異なるタイプがあります。URLは、リソースの場所を示すURIであり、URNはリソースの名前を示すURIです。また、URIは「urn:isbn:0451450523」のように、本のISBNを識別するためにも使用されます。このように、URIには多くの用途があり、情報技術の基盤を支えています。

あわせてこれも押さえよう!

  • URL
  • URL(Uniform Resource Locator)は、リソースの位置を示すURIの一種です。

  • URN
  • URN(Uniform Resource Name)は、リソースの名前を示すURIの一種です。

  • スキーム
  • スキームは、URIの最初に来る部分で、プロトコル(例: http, https)を示します。

  • ホスト
  • ホストは、URIの中でリソースが存在するサーバーを示します。

  • パス
  • パスは、ホスト内での特定のリソースの位置を示します。

まとめ

URI(統一資源識別子)を理解することで、インターネット上のリソースを効率的に管理し、アクセスする能力が向上します。これにより、ウェブサイトの運営やアプリケーション開発がスムーズに行えるようになり、結果として生産性の向上にもつながります。